あがり症発症のきっかけとは…?というお話

あがり症・演奏のこと

皆さん、こんにちは!あぜみです!

先日Oura Ringに関する記事も投稿したということで、あがり症に関することも書いてみようと思います。
でも対策について書く前に
「そもそもなんであがり症になったのか?」というきっかけについても書いておかないとね!
今回の記事は私の経験談となりますがお読みいただけると嬉しいです♪

元々は人前で演奏することに抵抗はなかった!

私が本格的にフルートを始めたのは中学校の吹奏楽部。
小学生の頃からフルートを吹いてはいましたが独学だったのでね…
と言っても中学でもしっかり習うわけでもなく、
たまに来てくださる講師の方にパートごとのグループレッスンを受ける程度でした。

それでも徐々に周りから評価を受けるようになり、
先輩方が引退するとフルートのトップ固定(必ず1st)、ソロがあれば私が演奏するという方針に。
ちなみに先輩がいた頃はたまにピッコロを演奏することもありましたが、
トップ固定となりフルート専任。ピッコロは後輩が演奏していました。

それ以来ずっとピッコロに触れてないのよね…

その頃ソロを吹くことに抵抗はなかったし、寧ろ目立ちたがりだったので率先して演奏していました。
ソロコンテストにも自分から出場を希望してまさかの金賞受賞!
これが人生初の個人での受賞歴ですね。

引退前最後の吹奏楽コンクールではガッツリ長いソロを任され、
今まで県大会止まりだった私の学校はなんといきなり東日本大会まで進み銀賞を受賞します。
ちなみに私の学校はB部門といって、1番上の大会が東日本大会のものに出場していました。
地区大会→県大会→西関東大会→東日本大会といった感じですね。

実質全国大会にいきなり出場!

コンクール後に審査員の方の評価が書かれた審査用紙が部室に掲示されるのですが、
どの審査用紙にも私のソロについて高い評価が書かれていました。
今まで特別何かが優れているわけでもなく劣等感を感じていた私は、
自分の居場所を見つけられたような気がしてすごく嬉しかったことを覚えています。
うーん!ここまでではあがり症とは無縁そうですよね!

高校でも吹奏楽部に入部するも異変が…?

「将来音大に行きたい」という気持ちは中学の頃から漠然と思っていました。
しかし音楽科のある高校は通学距離が遠かったり学費が高かったり…
音高(音楽科高校)は諦めて普通科の高校へ進学し、そこから音大を目指すことにしました。

当然のように吹奏楽部に入部し、2年生の夏頃までは部活動に励みます。
でも部活をやっているとどうしても個人の練習時間や勉強時間が限られてしまうので、
音大受験のために途中で部活を退部することに。

今思えばここで本番の機会もゼロになってた…

部活を退部してもやっぱり受けたいソロコンテスト。
中学の頃に受けたものと同じソロコンテストの高校生部門に出場することにしました。

まさかのソロコンテスト前日に発熱!

自分の体調管理ができていなかった!
なんと本番前日に風邪を引き、発熱してしまったのです。
そこまで酷い熱ではなかったものの、ロクに練習できず本番当日を迎えてしまう…!

そして迎えた本番当日。
正直あんまり本番の記憶がありません。
なんとなく覚えているのが「口が渇いて音がカスカス」
「息が全然吸えずにロングトーンができない」といった状態。
かなり断片的な記憶ですが。
今まで経験したことのない挫折感で本当に酷い演奏だった、という記憶だけ残りました。
結果発表も聞かずに帰宅し(ちなみに入賞者は後日賞状が郵送されるのですが、結果は銅賞受賞でした)
自分の部屋に閉じこもってずっと泣いてましたね。
本当にしんどかったなぁ…!

そしてスランプ期突入…

音大に行きたい気持ちは変わらず引き続き練習に励むも、以来人前で演奏することが怖くなりました。
音楽の授業のちょっとした発表でも全然演奏できなくなり、とにかく病みましたね(泣)

まさにスランプ!

それでもレッスンでは問題なく演奏できるので先生からの期待値は大。
先生は大学院や留学まで行くことを想定されているようでした。
それがただただプレッシャーになってしまって負の連鎖!
音大受験もやはり思うように演奏できず「受験落ちただろうな…」と思っていました。

なんとか音大合格!入学へ

受験ボロボロだったよな〜と今でも思うくらいですが、音大受験を無事突破することができました!
本当によかった…!

ただ、それでもあがり症にはずっと悩まされ、在学中の試験は全部ボロボロでした。
試験の成績によってオーケストラや吹奏楽のメンバーが選抜されるのですが、
私は選抜に乗ることができず、すごく悔しい思いをしましたね。
私の学年はフルート専攻者の人数が多く、且つレベルが高かったということもありますが。
練習では問題なく演奏できるため、あがり症のことを知らない同期に
「なんでオケ乗ってないの?」と言われたこともありました(笑)

それ、私も知りたい(笑)

演奏を諦めることも視野に入れたが諦めなかった!

音大3年生頃。
進路を考え始めた時に「演奏者として活動するのは無理なのでは…」と思い、
細かい作業も好きだったのでリペアの仕事に進むことも考えました。
大学にたまたまいらっしゃったフルート工房の方に直接お話を伺ったり。

でも何気なく練習していた時、突然涙が溢れてきたのです。
「私はやっぱりフルートの演奏がしたい…!」という感情がわーっと湧いてきて、
「ここで諦めてはいけない!」と進学を決心しました。

かといって留学や大学院へ行く程のお金はないし、両親にこれ以上負担させるわけにはいかないし…
そこで決めた進学先は同大学の別科という学科。
当時まだできたばかりの1年制の学科で、週1回のレッスン+土曜日の午前に音楽理論などの授業があるという
社会人の方向けの学科を目指すことにしました。

別科にした理由は毎週必ずレッスンが受けられること、大学の練習室が使えること、
そして学費が比較的安価ということ。
進学を決めて以来、毎朝始発で大学に行き
お昼まで練習、午後〜夜にかけてバイトをして学費を貯めました。
ずっと実家住まいだったので両親の支援があったからこそできたことですね。

無事、別科進学!そして演奏を仕事に

あがり症はずっと続いていましたが別科の受験も無事突破!
そして現在も続けている個人レッスンやレストランBGM演奏、挙式演奏の仕事もするようになります。

ただ、演奏の仕事とはいえあくまでもBGM。
たまに演奏会に出演することはありますがあがり症が改善することはなく、
勢力的な活動をする勇気を持てずにここまで来ました。

発症からかれこれ10年以上…

で!す!が!
YouTubeを始めたことによって、たくさんのコメントをいただけるようになりました。
コメントひとつひとつが私に勇気を与えてくれるのです。
ご視聴くださる皆さんに心の底から感謝いたします。
本当に本当にありがとうございます!

そしてつい先日。
物凄く大きな一歩を踏み出しました。
通常の演奏会とは異なる仕事ですが、なんとキャパ1200人の大ホールの舞台で演奏しきったのです!

だいぶ長くなってしまったのでこのことについてはまた別記事で!
ずっとずっと暗闇の中にいたけど希望の光が見えてきたよ…!

あがり症克服の糸口を見つけよう!

長いこと書いてしまいましたが私のあがり症のきっかけや状況をざっくり紹介いたしました。
ここからどんな行動をしたのか?
今後詳しく記事を書けたらなと思います!

あがり症に苦しんでる方。大丈夫です。
絶対克服できると信じて一緒に頑張りましょう!

本日はこの辺で!ではでは〜!

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